そんな田圃の中の国道を一人、車を運転し、ふる里の墓参に向かった。
あれこれ思いに耽って運転していると、過ぎ去った想いが甦る。
そんな思いに、まだ高校生だった頃の彼女を思い出した。
あれから30年が過ぎている。
すると彼女は48歳となっている。
無性に気になってきた。
あの頃の彼女は、セーラ服がよく似合う高校3年生だった。
襞のある紺のスカートに包まれたヒップ…、
その豊かに膨らむヒップが男心を惹き付け、いつの間にか彼女に恋をしていた。
毎朝7時38分発の列車で通学する彼女に一目会いたくて自転車で家を出て
歩いて駅に向かう彼女に、駅近く竹藪のある曲がり角で追いついた。
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