(?より 承前)当時私が住んでいた倉庫の二階は 北側にも良い景色が見えました。南の肘掛けの高さの窓に対し 北側は腰から上の高窓です。窓の外には隣の平屋の屋根越しに 一軒先の二階家の二間が縦に見えます。若夫婦が住んでいて 旦那の方は技術屋らしく、窓際に製図板と椅子を置いてあります。私の部屋の北窓にはブラインドが掛けてあって 夜などブラインドの隙間からその家を見ると、灯りのついた室内が 製図板を置いた机の脚越しに見通せて、奥の和室に夜寝る布団が敷いてあるのまでハッキリ見通せました。
こう芝居の舞台のようにお膳立てが揃えば 「夫婦って云うものは 二人だけのときどんなことをするのか?」が気になるのは当然でしょう。私の勤務が昼で 夜家にいるときにはどうしても、ときどきブラインドの隙間から 様子を伺ってしまうのでした。あるとき 陽気の良い初夏の頃でしたが、 裏の家では窓を大きく開け放って 旦那は製図板に向かってお仕事です。夜10時頃にお勝っ手仕事を終わったらしい奥さんが上がってきて 旦那の脇に座って話しを始めました。静かな 良い風景です。
少し経ってまた覗いてみると 奥さんは旦那の左腿に凭れています。二人とも こちらの南側は只の倉庫だと思い、こちらから灯りが洩れていないので 全く用心している気配はありません。 「平和だなぁ」と思ってブラインドから眼を離そうとしたとき 「あれっ 奥さんの手が!」と思いました。何気なく ときどき笑い合って話をしている奥さんは、身体は旦那の左側に凭れながら その左手が旦那の股の間に入っています。少し蔭になっていますが その手はある種のリズムで動いています。旦那は知らん顔で仕事を続け ときどき奥さんの顔を見て何か云っています。
「これは 何か始まるぞ!」と思い 部屋の灯りを消しブラインドの隙間を大きくして 見よくします。母は遠出していてまだ当分帰って来ませんし 帰って来たら呼び鈴を鳴らしてくれることになっているので安心です。その内に仕事をしていた旦那の手が止まり 旦那は顔を上げて眼をつむっています。その内我慢できなくなったのか 旦那は、ガバと左脇の奥さんの首を両手で挟み キスを始めました。みるからにネチッコイ吸い付き方です。当時は 私はまだキスの経験も無く、キスで舌を絡めるなんてことも知りませんでしたが とにかく濃厚なキスだと云うことは判りました。
その内今度はキスをしたまま 旦那が右手を奥さんの胸に突っ込みます。「夫婦って こんなことしてイインダ!」とドキドキしていると 旦那は崩れ落ちるように椅子から奥さんの上に覆い被さり、口を合わせたまま 両手で両乳房を揉み始めます。もう イケマセン。私もズボンを下ろして ペニスを剥き出しにします。もうペニスはカチカチに勃っています。高窓なので 座れないのが苦しいのですが、そんなことは 云っていられません。私は裏の景色を覗きながら 立ったまま手はペニスをシゴキ立てます。
私がチリ紙を用意して覗き直したとき 舞台は変っていました。二人は口付けしたまま奥の部屋の布団の上に縺れ込み、それでも口は離さずに 着ているものを剥ぎ取っています。二人は見事にまる裸になって 旦那は奥さんアソコを揉み立て、奥さんはというと 旦那のペニスをグイグイとシゴイテいます。私も覗きながらも手を止められず 自分のモノをクックとコスリ上げます。その内に奥さんが思い切って両足をV字に開いたかと思うと 旦那がその間に膝立ちになりイヨイヨ挿入です。私が生まれて始めてこの眼で見る 「男と女が ヤル」姿です。
旦那は静かに奥さんの中にペニスを挿入すると 奥さんに足を閉じさせ、自分も足を伸ばして上に乗り 両肘で上体を支えて腰を使い始めました。その動きは激しく無くて 波打つように掬うようにユッタリと、大きく腰と尻との動きが上下にズレるような 美しい動きです。その内に それまであまり動かなかった奥さんの腰も、下に居ながら 上下し始め、やがて次第にそのリズムが速く細かくなったとき 二人の身体が反り返りピタリと止まります。「アァ」その瞬間 私は射精していました。二人の静止は暫く続き やがて二人は繋がりを解いて左右に上向きに横になりました。
少し経つと奥さんが上体を起こし チリ紙で自分の股の間を拭き、続いてグッタリ萎んだ旦那のペニスを左手でツマミ 右手で丁寧に拭き上げます。終わって奥さんは 旦那のペニスを右手でイジクッていましたが、その内奥さんは そのペニスをコスって勃て始めました。始めは反応無かったペニスが シッカリと勃ち上がり反り返ったとき、奥さんは旦那に跨り 少し体重を掛けましたが入りません。すると奥さんは自分の口から唾を取り 自分の股と旦那のペニスの先に塗って位置を合わせると今度はズブリト元まで入りました。
そのまま奥さんが大きく腰を回し始めたとき 私はもうそこに立っていられず尻餅を搗いてヘタリました。もう実際には見えませんが 眼の裏には今の奥さんの動きが焼き付いています。「結婚すれば女の人が上に乗って あんなことしてくれるんだ!」 「普段しとやかに挨拶してくれるあの奥さんが あんなことをしている!」その思いだけで私は自分のペニスを掻きたて 二度目を射精をします。そのとき母が帰ってきた呼び鈴が鳴ったので 慌てて身仕舞いして入り口を 開けて遣りに行きました。その夜 私はどうしても昂奮で寝付くことが出来ず、三度目のマスを掻いて自分を慰め 鎮めてやらなければなりませんでした。
南北ー表裏の 私のマスの「オカズ」は、その倉庫の二階に居る間 私の役に立ちました。母が同室のときはダメですが 母が遠出のときや私が夜勤のときの昼などは、どうしても 表裏が気になって仕方ありません。その内に表側の姉弟の 可愛いい楚々たる美人の姉の方も、結構Sex面で 発展し始めたことが判ってきました。彼女は最近 婚約したと云うことでしたが、相手の彼が頻繁に訪れてくるようになり そのときの彼女の反応が眼に見えて変ってくるのが刺激的でした。
来た彼も まさかこんな斜め真上から見られているとは知りませんから、始めは折り目が正しかったのが 段々に大胆になります。始めの頃 彼女の肩を抱いて優しく唇を寄せていた彼は、いつしか首に腕を回し 和服の脇の下から手を差し込んで乳房を揉み始めます。それを見たときには こちらも直ぐピンとペニスが勃ったものでした。始めは抱き合うまでに 結構時間が掛かりましたが、その内 来ると直ぐ抱き合い、キスしながら彼は 和服の裾に手を入れて掻き立て、彼女はズボンの上から 彼のペニスを撫で始めます。それを見れば 「ああもう 何処かで1回済んだナ!」と察しが付きました。
「あぁ とうとう!」と思ったのは彼女が一人で居るとき 座り机に左手を衝いてしゃがみ込み、和服の裾を少し端折って 右手を股倉に突っ込んだときでした。始めはその手先が 小さく動いているのはお豆(クリ)でもイジッテ居たのでしょうが、暫くすると眼をつむり口を少し空けて セッセとヴァギナの中に中指でも入れている様子です。その内 フーッと大きな息を一つ吐いて、股に手を入れたまま 妙な格好で居なくなったのは、トイレにでも 行ったのでしょう。「女でもマス掻くんだ!」とショックを受けた私自身 視姦しながらマスを掻いているのですから「すれからしの 変な童貞」も在ったものでした。(終わり)(ブログ「茫々録・走馬灯」より)