ある日、柔道部のマネージャーの下級生の女の子達が、こっちにカメラを向けて写真を撮っていた。
その時は誰を撮ってるのかと思っていたが、あとで聞いたらどうもオレの事みたいだった。
数日後、その後輩の女の子がやって来て、オレにこう言ってきた。
後輩「私の友達が◯◯先輩のこと好きなんだけど、今先輩は付き合ってる人いますか?」
その時は付き合っている子はいなかったので、「いないよ」と答えると・・・。
後輩「E子と付き合ってもらえませんか?」
遠くの方で覗いている子がE子と解かったが、よく顔を見たことが無かったので、可愛くなかったら嫌だと思い、「自分で告白できないような子とは付き合えない」とキッパリと断った。
その次の日、背の小さな、見た目中学生にも見えるような可愛らしい女の子に呼び止められた。
E子「昨日、友達に告白を頼んだE子です。
◯◯先輩、付き合ってもらえませんか?」
◯◯先輩、付き合ってもらえませんか?」
あまりにも幼く見える彼女にちょっとびっくりしながらも、「自分で告白してくれたんだね、ありがとう。
いいよ、付き合お」と言った。
いいよ、付き合お」と言った。
E子は喜んで走り去って行った。
しかしその後はいつも通り部活動に熱中するあまり、E子とあまり会うことはなかった。
冬になって、部活動が毎日ではなくなった時、E子と一緒に帰ることになった。
E子「実は今日、わたしの誕生日なんです」
オレ「えっ、ごめん、知らなかった・・・」
E子「良いんです。
教えてなかったんだから」
教えてなかったんだから」
オレ「なんか欲しいものない?そんなにお金ないけど」
E子「じゃあ、お家に寄って下さい。
そしてわたしの作ったクッキーを食べてください」
そしてわたしの作ったクッキーを食べてください」
そんな感じの会話のあと、E子の家にお邪魔していた。