風俗の世界に飛び込む理由は,人様々です。私の場合は,母の治療費でした。
その甲斐もなく私ひとりになちゃったけど。片親だったから。
お金は困らなかったけど,生活は空しかった。
だからペットショップに足が向いたのかな。
男は信用しなかったけど,そこの一人の男性店員さんは優しかった。
この猫ね,今は看板猫だけど,人見知りすぎて売れ残ってね,僕が飼ってるんだ。ほっとけなくなっちゃって・・・。
照れながらコーヒーを出してくれるんです。
自然に付き合うようになってました。
風俗はやめてたけど,こんな女だと彼には正直に話しました。
今での男は私の過去を知ると,離れていきました。
彼は「黙ってれば分からないのに,辛かったろ」って,泣き笑いで頭を撫でてくれました。
こんな私を,憧れの妻にしてくれて初めて涙がでました。
愛に応えて,世の中の奥さんに負けないように家事は抜かりません。
勿論,ベッドの中もです。