ランは痴漢によく遭いますが、怖くて絶対に何も言えません。
大きな声で「痴漢です!」って言える女性が羨ましいです。
いつも痴漢に遭わない為にパンツスーツを着たり、ストッキングを穿いたりして工夫しているんですけど、今日は急いでいたのでスカートにナマ足で電車に乗ってしまいました。
電車に乗ると、反対側の入口の扉に密着する位置に入れたので、ラッキー!と思って本を読み始めました。
電車が走り出してすぐにお尻に手が当たりました。
ランは痴漢に敏感なので、その時点で本に集中出来なくなってしまいました。
そしてやっぱりスカートの中に手が入ってきました。
凄く行動が早いので、ひょっとしたらランの性格を知っている常連の痴漢さんなんでしょうか?
とにかく心臓がドキドキしてきて、怖くなってきました。
最初はパンツの上から割れ目をなぞっていました。
その時は何も感じていなくて、気持ち悪かったので違う事を考えようと必死でした。
そしたらなぜか、友達が痴漢で感じてしまった話を思い出してしまいました。