社会人になってもやっぱりヤメられなかった。
金曜の夜から日曜の夜中まで、自宅と雀荘を行ったり来たり。
そこで50代のシゲさんというオッチャンと仲良くなった。
シゲさんは気前が良くて麻雀は下手クソ。
かなりお金持ちみたいで、いつもメシをゴチってくれたりしてくれた。
なぜだか俺が異様に気に入られてた。
シゲさんと麻雀をするようになって1年ぐらいした頃。
「お前って熟女嫌いか?」と尋ねてきた。
同じ卓で打ってたオヤジどもは「熟女イイよなぁ~」とニヤニヤしてた。
「熟女ってどのくらい?40代が限界じゃないっすかね」
23歳だった俺はそう答えた。
すると「今度40代の熟女と遊ばね~か」と誘われた。
何のメリットも感じなかった俺に、シゲさんは強烈な言葉を並べてきた。
「金持ちで美人で毎日ヤリたがるチンポ好きな淫乱女」だとか。
そんな事言われたらどんな女か会ってみたくなる。
平日は無理だからというと、来週の土曜飲みに行こうと言われた。
約束の土曜日、雀荘で待ち合わせて20時に約束の店へ連れて行かれた。
シゲさん馴染みの店らしく、馴れた感じで奥の座敷に案内された。
「よぉ~!若いの連れてきたぜぇ~」
襖を開けるなりそういうシゲさんの後ろから顔を出すと、おやおや…と感心するほどの美人な女性が2人座ってた。
瞬間的にシゲさんに騙された!って思った。
だって超ドスケベ熟女って言われて興味津々で来たのに、座ってる女性達は品が良くて綺麗な美魔女だったから。