俺は25歳、妻はひとつ年下の24歳。
結婚1年目で子宝に恵まれ、数ヶ月前に無事可愛い女の子が産まれました。
出産には立ち会う予定ではありませんでしたが、妻が初産ということもあって少々取り乱し気味になり、立ち会うことに。
陣痛というものはかなり痛いらしく、妻は「うう~ん」と唸り声をあげていました。
俺はこんなに辛そうな妻は今まで見たことがなく、可哀想で、でも頑張って欲しくて一生懸命励ましました。
妻は痛みの波が来るたびに強く俺に抱きついてきました。
そうすると痛みに耐えられるらしいです。
本格的に痛くなってから5時間ほど経過し、いよいよ分娩台へ上がりました。
・・・と、そのとき、ゾロゾロと若い先生方が分娩室に入室してきました。
そう、いわゆる医学生という人たちです。
大きな病院だったので、医学生の立会いなどもあるらしいのです。
「見学、よろしいですか?」
問いかけられ、医学生の中にはいかにもな若い男性もいたので本音は抵抗がありましたが、医学発展の為・・・と思い、渋々ですがOKしました。
妻は痛みで、それどころじゃない様子です。
そんな時、「おしっこが出そう」と妻が言い出しました。