裏の家が階を増築して階部分をアパートにしたと母が言っていた。
ウチは平屋でオレの部屋の窓を開けるとアパートの部屋から丸見えの位置にあった。
オレの部屋からアパートの窓まで直線距離でメートル位だったかな
普段は気にもしていなかったアパートの窓
春が過ぎ夏になると、オレは学校から帰ると暑さで窓を全開にしていた。
ある日アパートの窓が開いているのに気がついたが、そこに住んでいるのが誰なのかなんて気にも留めなかった
ところがある日学校から帰っていつものように窓を開けると、洗濯物が干してあった
明らかに女物だった
その日、洗濯物を取り込む人物を見たくてアパートの窓に気を取られて何も手に付かなかったのを覚えている。
その日は夕飯やら風呂やらで知らない間に洗濯物は取り込まれていた。