さらに余ったお惣菜も持ち帰りOKなのでひとり暮らしで自炊しない俺にとってはいいバイトなんです。
お店は店長さん(男性)と店長さんの奥さんとパートのおばちゃん2人と俺の5人で切り盛りしています。
パートで世話焼きの高木さんっていう49才のおばちゃんがいるんですけど、先日、俺がインフルエンザに罹ってバイト休んじゃって迷惑掛けちゃったんだけど、ほぼ治っただろうときにその世話焼きの高木さんが俺の住んでるアパートまでお見舞いに来てくれたんです。
お店で余ったお惣菜を持って。
お店で余ったお惣菜を持って。
ありがたくお惣菜もらって帰ってもらおうと思ったら、ずかずか部屋に上がって来ちゃって、
「ほら、やっぱり散らかってる」と言ってニヤニヤしてるんだわ。
確かに4日間寝っぱなしだったので、部屋は散らかってたし、台所の流しも洗いもので溜まってたし、洗濯物も溜まってたし…って感じだったのは事実。
高木さんは僕には寝てていいからと勝手に台所に立って洗いものを始めたんです。
洗いものが済むと、散らかってる部屋を片付けてくれちゃって、あっという間に台所も部屋もキレイになってしまいました。
「さすが高木さん、すいません、いろいろしてもらちゃって助かりました」
とお礼を言うと、高木さんは僕の寝ているベッドに腰掛けて、
「このぐらいお安い御用よ。
それよりどうなの?治った?明日からまたバイト出れそう?」
それよりどうなの?治った?明日からまたバイト出れそう?」
と心配してくれました。