ファッションセンスが色々とおかしかった。
黄緑色の変な色のジーンズに、真っ白いスニーカーで、デニムジャケット、白Tシャツに赤いマフラーをしていて、昔の特撮ヒーローの主人公か?!と思った。
しかし話は合うから二人で会うようになっていって、会ってるうちにファッションがだんだん普通になっていった。
そうすると、顔は美人で、スタイルも良いことにようやく気づいた。
けど最初の印象が悪すぎて恋愛感情も別になかった。
彼女は恋愛観もちょっと変わっていた。
1対1で付き合う必要は感じないし、特定のパートナーがいても性病防止と避妊をしっかりやればセックスすれば良いし、同じ相手とのセックスに飽きれば止めればいい。
『面白そうと思ったテレビ番組があれば毎週録画して、飽きたら観るの止める』のと同じぐらいの意味しか無くて、わざわざ告白したり、別れ話をするようなことではない。
・・・というような考えの持ち主だった。
ある時、彼女の部屋に行って俺が入手したDVD(別に妖しい物ではない)の鑑賞会をした。