小学校6年と2年の子供がいる。
11月の土曜日、子供達だけ大阪の妻の両親の家に帰して、
週末は、私たち夫婦二人だけになった。
妻は子供達の世話と同時に、町内会の役員や学校の世話役などを
積極的にこなす社交的なタイプである。
普段は子供達で騒々しい我が家も怖いほど静かだった。
日曜日の夕方、近くの寿司屋に二人で出かけ、子供がいない開放感も手伝って
お酒も進み、色白でかわいい妻の顔もピンクに染まり、二人ともほろ酔い気分で帰ってきた。
寝床に着いたのが12時をまわっていた。
夜中、寝室に何か異常な気配を感じ、ふと眼をさました。
すると知らない男の顔が私の顔のすぐそばにあった。
ぎょっとしてもう一度眼を凝らしたがまちがいない。
しかも、一人ではない。
複数だ。
複数だ。
慌てて跳ね起きようとしたとたん灯りがついた。
「お目覚めかな。
」声は若かった。
」声は若かった。
「何だおまえたち」と言って立ち上がろうとしたところ、
胃のあたりをおもいっきり殴られ、意識が遠のいた。
しばらくして意識が戻ると、私は全裸にされ両手をはりがねできつく縛られていた。