うちの親が所有している3階建ての雑居ビルの3階で、1階と2階は賃貸で倉庫のような使われ方をしていたと思います。
実家はひとつ隣の駅なので、食事だけは実家でして、生活はその部屋ですることになりました。
やっと手に入れた一人暮らしの自由でしたが、高校時代の僕は彼女がいるわけでもなく、金もないので、実際には利点と言えば、誰にも気兼ねせずに自慰ができることくらいだったかもしれません。
そんな僕が、学校でもかなり可愛いい女子生徒たちの恥ずかしい姿を堪能できることになるとは、その部屋に住み始めたばかりのときには考えもしないことでした。
きっかけは同じクラスのMとのことです。
Mは同じクラスの友人ですが、バスケ部に入っているモテ男で、クラスでも一番可愛いいS美と付き合っていました。
Mとはそれほど親しくしていたわけではないのですが、僕が一人暮らしをしていることを知って、「部屋を貸してくれ」と頼んできたのです。
部屋でS美とやりまくるつもりなのはミエミエでした。
僕はごく普通の高校生で、Mのようにモテる男ではないので彼女もいない童貞でした。
それがなんで他人のセックスの手伝いをしなくちゃならないんだ、と妬ましい気持ちににもなります。
「夕食の時間には毎日親が来るので、部屋に女がいたらまずいので貸せない」と言って断りました。
それでもMは諦めず・・・。
「学校が終わってから夕方までの時間でいいから貸してくれ」
そう言って、ほとんど土下座するくらいに頼むのです。
「どうせS美とヤルつもりなんだろ」
不快そうに僕が言うと・・・。
「S美とは付き合ってるけどエッチはまだしていないので、助けると思って貸してくれ」
・・・と、逆に泣きつかれてしまいました。
結局は根負けして部屋を貸すことになり、貸している間はマックで時間を潰すことにしました。