あれは7年前になります。
清楚な美人が庁舎の受付嬢として新しく入りました。
派遣で来たのですが美人に加え
その服装や身のこなしもあまりに優雅で清楚、接客も気品があり完成度の高い女性です。
ほんとに偶然だったんですが、彼女と二人で昼食を摂る幸運にめぐりあえました。
私が昼食をとろうと一人で歩いていると、彼女の方から話しかけてきました。
彼女はいつも弁当を持参していたらしいのですが
たまたまその日は持ってきていなくて、仕方なく外食をとろうとしていたのです。
『この近くに食べるとこありますか?』と尋ねられました。
彼女にしてみれば、特に私である必要はなかったのでしょうが、私の顔を見知っていたこともあり聞いてきたようです。
私は『蕎麦屋ならすぐ近くにありますよ。
私もこれから行くとこですけど一緒に行きますか?』と聞き返しました。
『蕎麦屋』という響きが気楽で警戒心を感じさせなかったのか一瞬考えたような間がありましたが
『それじゃお願いします。
』
』
と返事が返ってきました。
私は偶然にせよ評判の美人と昼食を一緒にできることで少し舞い上がりました。
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