何とも言えない感覚。
<登場人物>
俺。
桃ちゃん(同級生、俺の初恋の相手)。
櫻田くん(同級生、高校の時のクラスメート)。
今大学の夏休みなんで、それ利用して帰省したんだ。
んで、高校の時のクラスメートの櫻田と飲むことになった。
俺のいたクラスは文系クラスで男子少なくてな、櫻田とも仲悪くなかったけど、めちゃくちゃ良いって訳じゃなかったから、今回連絡あって驚いた。
この櫻田、俺が密かに好きだった桃ちゃんと高校生のとき付き合ってたんだ。
桃ちゃんは俺が小4の時に転校してきて、小5、6と同じクラスになった。
中学校の時は3年間同じクラスになることはなかった。
で、高校の2~3年で同じクラスになった。
桃ちゃんは細くて目がクリクリしてて、どっからどう見ても可愛い子だった。
男子から人気もあった。
性格的には大人しい感じなんだが、実は結構負けず嫌いっぽい。
そして思っていることをなかなか口に出したりはしないコだった。
俺は桃ちゃんに近づきたかったが、小学生の時にモテる条件である運動のできる少年ではなかったんだ。
だが、ピアノが弾けたため伴奏などで目立つこともあり、そんな時は桃ちゃんからもカッコイイと褒められ舞い上がってた。
卒業アルバムを一緒に編集する係なんかもやったりして、他の同級生より少し親しい程度にはなった。
中学に入っても、桃ちゃんが女子バスケ部に入った為、俺は男子バスケ部に入った。
当然練習はキツイし何度も辞めようと思ったが、なんとか3年間バスケを頑張った。
でも俺はヘタレだったから、好きだなんてことも言うこともなく、ただ眺めるてるだけだった。
まあ、よくある話だ。
で、高校に進学した。
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