そして中学卒業と同時に母は彼氏とどこかに消えていき、ちっぽけなボロアパートに1人で住むことになった。
求人誌を開いた。
そこには無数のアルバイト募集の文字が。
しかし10件受けても中学卒業したての俺を雇ってくれるようなところは無かった。
とうとう子供の頃から貯金してた金も使い果たし、明日の飯もままならない状況。
そこでその日あった、とあるペットショップの面接で両手両膝額を床につけた。
「一生懸命やりますから雇ってくださいぃぃぃ!」
目から涙がこぼれ落ちる。
プライドの欠片も剥がれ落ちてしまっていた。
最低賃金なんてものを知らなかった俺は、それを遥かに下回る金額で働くことになった。
バイト初日。
町のペットショップ屋さんみたいな小さなペットショップ。
3店舗あり従業員は5人。
女社長に女店長。
自分以外の従業員も全員女のハーレム状態。
仕事も見つかり、美味い飯も食える。
俺に残された課題は童貞を捨てることのみとなっていた。
ここで従業員の5人を紹介していく。
Aさん(25歳):元ヤン、本店で一緒に働くことに。
ガタイがいい、ちょっと可愛い。
ガタイがいい、ちょっと可愛い。
Bさん(23歳):元ヤン、A店で働いている。
ひょろい、ちょっと可愛い。
ひょろい、ちょっと可愛い。
Cさん(18歳):ヤンキー、A店で働いている。
小さい男と変わらない。
小さい男と変わらない。
Dさん(35歳):元ヤン、B店で働いている。
デブス、彼氏をダーリンと呼ぶ。
デブス、彼氏をダーリンと呼ぶ。
Eさん(42歳):元ヤン、B店で働いている。
死神、歯の神経がほとんど死んでいる。
死神、歯の神経がほとんど死んでいる。