妻はAV女優でした。
昔はやった伝言ダイヤルのサクラをしていた妻と、待ち合わせして出会いました。
それから交際が始まりました。デートの途中で何度か聞ける彼女の過去の性体験ネタはかなりの興奮物でした。女性の過去の体験で興奮するのは私にとってもはじめてでした。
そんな中、結婚がちかい予感がしてきたころ、ある日彼女が真剣な面持ちで、言いました。
「実は私、若いころ、人前で裸になる仕事をしたことがあるの、、、」
精々グラビア位かと高をくくり、余裕の素振りで雑誌名などを聞きました。
次の日、私は神田の古本屋街にいました。狂ったように15年くらい前のグラビア雑誌を探しまくった私は、いくつか見つけました。
胸の鼓動が高まる中、その雑誌(これがまた高い)を紐解くと、、あるある、彼女のあらわな姿が。
しかし、一番ショックだったのは、そのグラビアの自己紹介欄の下にある、「出演ビデオ発売中」の文字です。
ぶっ飛びました。
カラミだ、カラミがあるんだ、、、。
今度は狂ったようにビデオを探すこと約半年。
20才の彼女ががんがんやっているビデオが今、私の手元に半ダースほどあります。彼女も私がビデオをみたことで、ぎゃくに楽になったといっていました。
悲しいときや、やりきれないとき、このビデオをみるといつも元気になります(笑)。
今度の私の誕生日には、彼女がもう一回、女優さんをやってくれる約束になっています。
子供にも恵まれ今は楽しい家族です。私と妻はそれらのビデオを、参考資料、と呼んでいます。