それまで浮気の経験もなかった私が、あろうことか姪と関係を持ってしまうとは思ってもいなかった。
人生には魔が差すときがあるというが、私にとってまさに魔が差したと思っている。
私たち夫婦には男の子が2人いたが女の子がいなかったので、姉の長女である姪の『久美子(仮名)』は子供のころから可愛がっていて、夏休みや冬休みには家に1週間ぐらい泊りがけで遊びに来ていた。
姪は叔父の欲目を差し引いても美人で、北川景子の唇を見ると姪との秘密を思い出す。
姪は当時大学生。
就職活動中で相談を受け、私の友人が役員をしている会社を紹介したところ、めでたく内定をもらうことができた。
たまたま久美子の行っている大学がある地域に出張することがあったので、内定祝いということで夜に中華料理店で食事をすることになった。
大学生ということで2人でビールで乾杯して、私が注文した紹興酒にも「変な味♪」と言いながらもレモンを入れて付き合っていた。
食事が終わって私が予約していたホテルに帰ろうとすると、姪が「まだ時間が早いし、私の部屋はすぐ近くだからコーヒーでも飲んで行って」と言うので、姪の部屋に寄る事になった。