中学時代のあこがれだった久美子がいた。
年齢通りには見えず、若々しくてスレンダーな体型は昔のままだ。
6年くらい前に偶然デパードで合った時に赤子を抱いており、『孫かな?』と尋ねたが、年が離れて今年産んだという事だった。
その時に比べても年を寄せていない。
いくら昔の仲間が集まるとはいえ、ざわついた時には酒は飲まない。
さて、二次会だが、久美子もついてきたので、席を久美子の横にした。
『相変わらず年を寄せないし、久美ちゃんきれいだよ』
『Sさん口がうまくなったわね。
昔はそんなに話をしたことなかったのに』
昔はそんなに話をしたことなかったのに』
『人間時が経てば変わるさ。
ところであの時の子供さんは大きくなったかい?』
ところであの時の子供さんは大きくなったかい?』
『今年から小学校よ』
『あぁそう。
もうそんなに』ととりとめのない会話をする。
もうそんなに』ととりとめのない会話をする。
なにしろカラオケがうるさい。
あまり他にには聞こえないので、大胆な会話をする。
『ところで旦那さんとはどう?もう姫初めはしたの?』
『もう、いきなり何を言うの?したわよ。
でももう子供はいらないからゴム付でね』
でももう子供はいらないからゴム付でね』
『そうか・・相変わらずおさかんな事でよろしゅうござんした』
久美子はかなりのピッチで水割りを飲んでいる。
『そんなに飲んで大丈夫か?』
『私だってたまには飲みたいから』とどんどん飲む。
そして二次会がお開きになる頃は久美子も相当足にきており、他のメンバーも
『おいおい久美ちゃん大丈夫か?』というくらいに酔っていた。