中学の同じクラスに巨乳の女の子がいた。
名前はミユ(仮)としておく。
とにかく何を着ても胸だけが目立つ。
制服でも私服でも体操着でも。
コート着ててもオッパイでかいのが判る。
ミユはそれほど性格が悪いわけでもないのに友達が少なかった。
近くに来ると何となく引いてしまうというか・・・。
やっぱり胸の迫力だったのかなと思う。
いじめを受けていたほどではないが、何となくクラスの中でも虐げられている感じ。
ただクラスの一部の男子には『爆乳女』とか言われてた。
僕も友達が多いほうではなくスポーツが苦手で、同じような友人とアニメの話をするのが好きな草食系。
まあ弱々しいと言ってもそこはやっぱり男。
彼女の巨乳に好奇の目が行かないわけがない。
スケベなアニメ雑誌が大好きで、それに登場する巨乳の女の子をミユに投影させていた。
ある雑誌で衝撃的なシーンが頭からこびりついて離れなくなった。
それは性器を巨乳で挟んでもらって思いっきり射精してるシーン。
よほど気持ちいいんだろうなと思い、ミユの巨乳を思い描いて溜息をついていた。
ミユのことは・・・好きと言えば好き。
わりと気になる存在。
でもミユが好きなのか胸が気になるのか自分でもよく判らなかった。
もちろん自分からは絶対告白できないし、するつもりもなかった。
ある日のこと。
僕が生徒会の作業を終え、帰ろうと思って支度をしていた。
クラスには僕ひとり。
帰ろうとしたところ、戸が開いてミユが突き飛ばされて教室に入って来た。
外からピシャっと戸を閉められ、「爆乳がお前のこと好きなんだってよ」という声が聞こえてきた。
戸を開けようと思っても外から押さえているらしく開けることができない。