大学3年の時、暇過ぎるので家庭教師のバイトを始めた。
バブル絶好調の時代だったから、頑張らなくても就職できた時代。
理系だった俺は研究所に就職するんだろうな~って感じで過ごしてた。
バブルの頃ってお金さえあれば想像以上に楽しかったんですよ。
逆に金がなきゃ女の子と遊べないって感じで。
楽な上に時給も良かったって理由で、知り合い経由でバイトを始めた。
教えるのは勉強がまるでダメな中2のガキ。
野球ばっかしててホント勉強できない子だった。
通常は週2だけど、試験間近になると週4とかザラ。
教えても理解してくれないし、それ以上に自分で勉強しないから大変だった。
それでも成績はかなり上がって、ご両親はボーナスくれたり食事に誘ってくれたり。
教えてるガキにはお姉ちゃんがいて、高校二年生だった。
弟の成績が上がったって事で、お姉ちゃんの方も面倒みるようになっていった。
初めの頃は休憩中にチョロっと来て、分からないところを少し質問したりするだけだったけど。
「週1回でいいから見てあげてくれないかしら?」なんてお母さんに言われちゃって、結局お姉ちゃんも教えるハメに。
マリコっていうんだけど、こいつもまぁ~おバカちゃんなレベルだった。
制服姿は出始めたコギャルって感じだったけど、家にいる時は可愛らしい女の子だった。
いつも部屋着だとスウェットとか着てて分かり辛いが、実はスタイルがかなりいい。
数年後には相当色気も出るんだろうなっていつも思ってた。
だんだん慣れてくると、「彼女は?」とか「何して遊んでんの?」とか始まって、休憩時間はディスコとかの話ばっかり。
それでもマリコも成績が上がっちゃってた。
冬休みが終わって中間テストがあり、なぜかマリコの成績が急下落。
弟はさらに上昇してるのに何でだ?なんて話になって、初めてマリコに彼氏ができた事が判明。