割と仲の良い今年社会人1年目の部下の女の子が完全に酔っ払ってしまい帰り道の途中でゲロを吐いた。
その子は名前は仮に『優子』としておくけど、23歳、巨乳、可愛いというより隙のない美人というタイプ。
近年の就職難を実感させられるような新人で、仕事も覚えが早く根性があってオラオラオラオラオラァ!って感じで仕事こなす。
俺から見ると、「最近の子は皆こうなのかねえ」って感じの優秀な子。
俺がやってる部門は常に社員足らずの派遣のおっさんの多い職場だから、見た目よりも本当に忙しい。
だからその子にも日頃は厳しく接してるけど、割と仕事的にガツガツと付いて来る子で、割と無碍にできない戦力にこの1年で育ってくれた、貴重な貴重な人材なのね。
で、問題が1個あって、30過ぎてバツイチ独身の俺は既に彼女が好きだと、惚れていると何となく判ってもらえると思えるけど、そういう状況での話。
その子の家は俺の降りるべき駅の一駅手前なんだけど、途中電車の中でちょっと気持ち悪そうにしてたから一応心配して、その子が降りる駅で一緒に降りたのね。
まあ俺は降りるわな。
心配してるフリしつつ、過ぎゆく電車を眺めながら、「お前大丈夫?帰れる?」なんて言って。
「はい。
大丈夫です。
帰れます。
ありがとうございます。
すいません俺さんに降りてもらっちゃって」
大丈夫です。
帰れます。
ありがとうございます。
すいません俺さんに降りてもらっちゃって」
(ちょっとフラフラしてる)
「マジで大丈夫なのか?」
「はい、大丈夫で・・」とまで言ったその瞬間、普通に立ってる状態からマーライオンのようにゲロ吐く優子。
うずくまるでもなく、ブシューって口から噴出するゲロ。
ここまででも既に誰かに語りたい位の絵面だったワケだけれども、まあそれは良いとして。
ホームには円形ではなく不自然に円錐状に放射されたゲロ。
立ち尽くす俺と優子という感じで。
向こうから走ってくる駅員。
普通に立ったまま口元拭う優子。
「すいません」とか言って、呆然というかそのまま立ってるわけ。
俺もちょっと優子のスカートに掛かったゲロが割合エロいとか、今のマーライオンみたいな絵面は今後のからかい倒すべきネタとすべきか、心に仕舞っとくか考えつつ・・・。
「大丈夫?」と言うしかない感じで言うと・・・。
「いえ、すいません。
大丈夫です」とか、袖で口を拭いながら言う訳だ。
大丈夫です」とか、袖で口を拭いながら言う訳だ。
でもやっぱ呆然とはしてて、立ち尽くす優子を横に駅員さんには俺が対応。
「すいません連れが」
「いえ、大丈夫ですよ。
体調悪いですかね。
少し休みますか?」
体調悪いですかね。
少し休みますか?」
駅員さんさすがプロだなと思いながら、「あ、いえ、そこのベンチで」なんつって優子を誘導。
「大丈夫です。
大丈夫。
すいません。
本当すいません」とか言う優子(呆然)に、とりあえず「まあいいから座れって」なんつって座らした。
大丈夫。
すいません。
本当すいません」とか言う優子(呆然)に、とりあえず「まあいいから座れって」なんつって座らした。
掃除道具持ってきた駅員さんに・・・。
「すいません本当に」
「いえ」
駅員さんって本当に凄いね。
とか思いつつ、30過ぎてバツイチ独身の俺チンチンはもうこの時点で完全にガチンガチンに勃起してるわけ。
ちなみに優子には大学生からの堅い付き合いをしてるという噂の彼氏持ち。
俺はそんな優子を好きですと。
職場でそういう素振りを見せた事は無い。
というか、職場ではむしろ派遣のおっさんの手前もあって・・・。
「すいませんでした!」
「何でそんな事なってんの?馬鹿じゃねえの?」
・・・みたいな感じ。
何回も泣かしてます。
もうどう考えてもこのチャンスしか無いわけ。
次の日が天皇誕生日である今日この時しか無いんだよね。