「おねがい、します…乳首、いじって…クリトリスにおもちゃあてて、いかせてください…っ!」
「…よくできました」
片桐がにやりと笑い、突然、ローターのスイッチが最強にされた。
「あ、あ、あああああ…ッ!!」
快感がクリトリスから背筋を駆け抜けて、脳天ではじける。
頭が真っ白になるような快感が次々と襲いかかってきて、高原の乳首への刺激がそれを更に倍増させる。
「あ、あ、いや、いやあああ――ッ!!」
泣くような淫らな声が部屋に反響する。お尻に高原のものがぐいぐいと押しつけられる。
一際強い快楽が大きく背中を痙攣させ、私は体が浮き上がるよ うな感覚と共に、絶頂にのぼり詰めていった。
私は不規則に荒い息を吐きながら、力の抜けた体をぐったりと高原の胸に預けた。
頭が朦朧とする。片桐がスカートに手を掛けているが、私は体を動かすこともできない。
「しっかしなあ、お願いしますいかせてください…なんて、よく言えるよなあ、うん?」
スカートのホックが外されて、するりと脚から抜き取られる。
「ホントですよねえ。これじゃ強姦罪も成立しないんじゃないすか?
俺たちこいつがしてほしいことしてあげてるだけですもんね」
片桐の手によって、スカートに続き愛液にぐっしょりと濡れた下着も脱がされていく。
私はもう生まれたままの姿にされていた。片桐の手のひらが太股から脇腹の肌をそっと撫でていく。
「さて、次はどうやって遊んでやろうかなあ…」
「…あのー…すみません、片桐さん…」
高原がもどかしそうにもぞもぞと腰を動かした。
ジーンズの中でガチガチに屹立したものが私のお尻の割れ目に当たっている。
「俺、そろそろヤバくなってきたんすけど…」
「またかよ、お前相変わらず我慢きかねーなあ」
片桐は呆れたような声で言う。
「だって仕方ないじゃないっすか…あんなエロい声出して腰振ってくるんですよ。
尻の柔らかいとこがモロにチンコに当たって…もうさっきから挿れたくって挿れたくって」
「駄ー目。お前のやつバカみたいにでかいんだから後にしろ。口でも使ってればいいじゃねーか」
「あー…そっか、口ってのもいいっすね」
高原は私に後ろを向かせ、私の目をじっと見つめてきた。くっきりした瞳。黒い目が期待と欲望にきらきら輝いている。
「そういう訳なんで…お願いできますかね?」
拒否権なんてある訳がない。私は高原の促すまま、脚の間にひざまずいた。
筋肉質な太股にぴったりとジーンズの生地が張り付いていて、
ジッパーの部分ははち切れんばかりにぎちぎちに張っている。
このなかに、あの、見事なほどのモノが収まっているのかと思うと、
一度少し落ち着いたはずの私の鼓動はまた速くなり始めた。
「おい、尻もっと突き出せよ」
片桐に言われ、私はまるで犬のように床に四つん這いにさせられる。
屈辱的な格好。片桐の位置からは、とろとろに濡れて赤く色づいたあそこも、お尻の穴さえも丸見えなのだろう。
突きだしたお尻を片桐の手のひらが撫で回すのを感じ、
羞恥に指先を震わせながら、私はおずおずと高原のジーンズのホックに指をかけ、ジッパーを下ろす。
勃起したペニスが邪魔をしてスムーズには下ろせず、
私はグレーのボクサーパンツに包まれたそれを手で押さえながらジッパーを下まで下げた。
大きく膨らんだボクサーパンツの前には、もう先走りで一部に染みができている。
私がパンツをおろすのにとまどっていると、高原は焦れったそうに自らその猛々しい男根を掴みだした。
あらためて見ると、勢い良く反り返ったそれはやはり凶暴なほどに大きい。
先端に縦に走っている筋のあたりはぬらぬらと濡れて卑猥に光っている。私は緊張にごくりと唾を飲み込んだ。
「じゃあ…お願いしますよ」
声だけは優しげに、高原の片手が私の頭に乗せられ、私は覚悟を決めてそれを握った。
唇を近づけ、根本のあたりにちゅ、ちゅ、とくちづける。
下から上へとゆっくりと舐め上げて、カリに到達する寸前にまた根本の方へ戻る。
下にたれた二つのふくらみも舌ですくいあげるように舐め上げて、じらすように裏筋を舌先でつついて――。
私は、彼氏にする時の何倍もいやらしく舌が動くのを感じていた。
「お前おいしそうにしゃぶるなあ。そんなにチンコ好きなのか?」
卑猥な言葉を投げつけながら何度も繰り返しお尻をさすってくる片桐の手の感触が、
更に私の舌使いのいやらしさを助長させる。
反応を確かめたくて高原の表情をちらっと盗み見ると、高原は目をきゅっと瞑って、気持ちよさそうに息を吐いていた。
「ん…。はぁ…上手い…じゃないすか…。舌、熱くて、気持ちいい…」
いっぱいに口をあけてかぽっと張りつめた先端をくわえ込むと、
高原はぶるっと身震いして私の髪をゆっくり指ですきはじめた。
「はあ…あ…いいよ…すげーいい…」
はあはあと息を荒らげる高原を見て少しだけ優位に立てたような感覚を味わっていると、
くちゅ…っと、あそこに片桐の指が触れるのを感じた。
「ん…っ」
私は高原のモノをくわえたまま小さく呻く。
さっきいったばかりのそこはまだ充血したままで、ちょっとした刺激にも敏感に反応してしまう。
片桐は左右の花びらをぬる…ぬる…っと指で撫で、クリトリスにも刺激を加えてくる。
「んん…ふ…っ」
口の中いっぱいにふくんだ高原のそれのせいで、自由に声を出すこともできない。
「ほら、ちゃんとくわえろよ。唇止まってるじゃないか」
片桐の冷たい声。私は慌てて唇をすぼめ、唇の粘膜でカリを包み込むようにして上下に往復させる。
片桐の指はだんだん動きが速くなり、クリトリスをくりくりと撫で回してきて、
私は思わずモノを握る手に力を込めてしまう。
「ぅん、ん…っ」
高原の太股の筋肉が、ぴくっと痙攣するのが分かった。
ぬちゅ…っといやらしい水音をたてて、片桐の長く滑らかな指がアソコに侵入してきた。
反射的にアソコがきゅうっと締まる。
「ん…んぅ…ッ」
気持ちいいところを丹念に探るように指は中を動き回り、やがて指先はある一点をとらえた。
「んあ、んんん…ッ!」
まるでさるぐつわでもされているように声を出すことができず、私は思わずくわえていた男根を強く吸い上げてしまう。
「うわ、ちょ…っやば…っ!」
高原は短く声をあげ、快感をこらえるように息を止めた。
中の気持ちいいところを容赦なく押しあげてくる片桐の指。突きだしたお尻が淫らに揺れてしまう。
いつの間にか指は二本に増やされ、そこに当たるようにぐちゅっぐちゅっとピストン運動が繰り返される。
「ん、んん…んん…ッ!」
私は夢中でモノをしゃぶりたてた。私の唇の動きに合わせて高原が腰を突き上げる。頭に置かれた手に力が加わってくる。
そして、私はアソコの入り口に今までとは違う感触を感じた。
熱く、硬く、張りつめた、指とは比べものにならない太さのそれは――。
「挿れるぞ」
次の瞬間、私の体に強烈な衝撃が走った。
「ん、んん――ッ!」
奥まで一気に挿し貫かれて反射的に背中を反らしてしまうと、先端が余計にいいところをえぐることになる。
「ん、んっんっ…ぅん、んん…ッ!」
激しい律動が始まった。片桐は私の腰をぐっと掴み、獣のように容赦なく奥まで突き上げてくる。
粘膜が擦れ合うところから怖ろしいほどの快感が沸き上がってきて、私はただ唇をせいいっぱい動かし腰を振る。
狭い壁を片桐のモノはぐいぐいと擦りあげ、子宮口までを突き上げてきた。
「んっ、ぅん…んっんっん…ッ!!」
ぱんぱんと肉の当たる音が響き、同時にぐちゅっぬちゅっという粘着質な音も私の耳に届いてくる。
片桐のモノが私の最奥を突き上げれば、高原のモノは私の喉を突き上げてくる。
口とアソコを同時に犯されるという屈辱。
息苦しさに涙が浮かび、しかしそれすらも快感に姿を変え、私はまた気が狂いそうな快楽の渦に飲み込まれていく。
片桐の指が硬く充血したクリトリスに触れ、奥を突き上げるのと同じリズムでくちゅっくちゅっとそれを擦ってくる。
「ん、ん、んん…ッ!」
もう限界だった。目尻からぽろぽろと涙が流れ落ちる。気持ちいい。気持ちよすぎておかしくなりそうだ。
指の腹でクリトリスをこねまわされている。律動がどんどん速くなり、先端がGスポットを強烈に刺激している。
高原の肉棒を握りしめた私の手に自然とぎゅう…っと力が入り、口の中でびくびくっとそれが震える。
「ああ、もう、やばい、出る…っ!」
高原が声をあげ、私の頭をぎゅっと股間に押しつけた。
どくんどくんと口の中でそれが脈打ち、濃いミルクが吐き出される。
それと同時に指でクリトリスを強く押され、激しい快感に私はまた大きく腰を痙攣させて――達した。
一瞬遅れて片桐も私の中に大量の精液を放ち、私たちはまるで三匹の獣のように荒い息を吐く。
口の中にあるねっとりとした生臭い液体。なのに私はごく自然に、それをごく…と飲み込んでいた。
咽の奥に雄のにおいが絡みつく。
「はあ…すげー…最高…気持ちよかったあ…」
高原が後ろに手をついて大きく息を吐いた。頬が真っ赤に染まって、額には汗が浮いている。
私は腰が抜けたように床にへたりこんでしまった。
私の体はまだ快感の余韻をむさぼるようにひくっひくっと小さな痙攣を繰り返している。
「次はお前だぞ、高原」
片桐はティッシュで処理をしながら、高原の方を向いて満足げに笑った。
「はーい、じゃあ、ありがたく頂かせてもらいまーす」
顔を向ける力もなく視線だけで高原の方を見ると、驚くべきことに高原の体の中心にあるものは、
さっき射精したにも関わらずまだ力を失っていなかった。
まだ腰のひくつきがおさまらない私の体を、高原は無造作に抱いて腰の下にクッションを差し入れた。
足を開かされ、アソコもお尻の穴も顔も全部丸見えになってしまうこの格好は、ある意味四つん這いよりも恥ずかしい。
顔を背けようとした拍子にアソコからどろっと熱い精液が流れ出し、私はぞくっと身を震わせた。
「やー、でも一回抜いてもらえて助かりましたよ。俺さっきのまま突っ込んだら絶対一分もちませんでしたし」
高原は垂れ落ちる精液をティッシュで拭うと、私の脚の間に顔を埋め、ちろちろと花びらに舌をつかいはじめた。
「や、ぁん…っ!」
「そうそう、この声。エロいっすよねー、俺すぐ興奮しちゃうんすよ」
熱い舌がクリトリスをとらえ、私はそれだけの刺激にもまた達しそうになってしまう。
「ふ…、ん、あぁ…ッ!」
「感じやすいんですねえ…駄目ですよそんな反応しちゃ。いじめたくなるじゃないっすか」
高原は唇でクリトリスを挟むようにしながら、柔らかいところで先をこすりあげてくる。腰がびくびくして止まらない。
きゅっと目を瞑って高原の舌から与えられる快感に耐えていると、がらがら、と何か硬い物が床に落ちるような音がした。
不思議に思って目を開け――私は驚愕した。
紫、水色、蛍光ピンク。床に色とりどりの大人のおもちゃがぶちまけられていたのだ。
ローターもバイブも大小さまざまあって、中には何に使うのかよく分からないような器具まである。
散々イカされてこの上まだおもちゃなんて使われたら――私はいったいどうなってしまうのだろう。
「あ、片桐さん、どうもありがとうございます」
「気が利くだろ?こいつローター好きみたいだったからなあ…これなんかどうだ?」
手に片桐の手が重ねられ、ひやりと冷たい小型のローターを持たされる。
片桐はそのまま私の手を胸に誘導し、乳首にぴたりとあててスイッチが入れられる。
「や…あっあ…っ!」
さっき使われたローターとは違う、微弱で繊細な振動。むずむずするような快感が乳首から胸全体へ広がっていく。
「く…ふ…ん、ああぁ…ッ!」
「おー、いいっすねえ…。じゃ、俺はこれとか使ってみようかな」
高原が手にとったのは太めのマスカラほどの大きさの不思議な器具だった。
蛍光ピンクに透けるそれは全体に凹凸がついており、中に何か機械が入っているのが分かる。
「お前、それ…大丈夫か?」
「大丈夫ですよ。細いやつですし、ローションもありますし、ちゃんとほぐせば…」
――とんでもなく嫌な予感がした。もしかして、それは――。
「大丈夫、怖くないっすよ。俺慣れてますから、ちゃんと気持ちよくなれますって」
そして高原の指がぴたりとあてがわれたのは――私の、一番恥ずかしいすぼまりだった。
「い…いやあ…っ!やめ…そこは嫌…ッ!」
「大丈夫大丈夫、力抜いてれば痛くもなんともありませんよ。だから…ね?…動かないで」
高原の強い視線。私は射竦められたようにびくっと動けなくなる。
冷たいローションが、あそこにとろりと垂らされた。初めての感覚。触られている訳でもないのに体がぞくぞくする。
高原の指がローションを丁寧にすぼまりの周りに塗りつけていく。丹念なマッサージをするように指が動く。
排泄器官をなぶられるという今までとは違う恥ずかしさに、全身が硬直した。
「力抜いててくださいね…」
ぬるり、と高原の指が体に侵入してくる。
もっと抵抗があるかと思ったのに、
たっぷりのローションでほぐされたそこはあっけないほど簡単に指を受け入れてしまう。
「あ、は…ああぁ…ッ」
おぞましいような感覚。高原の指はすんなりと奥まで入ってしまった。
片桐は私の手に手を重ねて動かし、ローターを右の乳首、左の乳首と交互にあててくる。
そこから広がっていく快感と、お尻の奇妙な感覚が徐々にシンクロしていく。
お尻の穴をいじられて気持ちいいはずなんかないのに、私は高原の指が動くたび恥ずかしい声をあげてしまう。
「あっあ…ああ…だめぇ…あ…いや…っ!」
高原の指は肉の薄い壁越しにGスポットを攻めてくる。
お尻を蹂躙されながら気持ちいいところを刺激されて、私はもうどちらが気持ちいいのか分からなくなっていく。
「だめぇ…いや、そんなの…いやぁ…ッ!!」
「ほら、痛くないでしょ?…気持ちいいでしょ?…気持ちいいって、言って下さいよ」
「そんな…あっあ…あ…っ!」
「言えよ。やめられたくないだろ?」
私はぎゅっと唇を噛み締めた。最後のプライドが音をたてて崩れていく。
「あ…あぁ、気持ちいい…気持ちいいです…ッ!」
「へー、気持ちいいんですか…やっぱとんでもない淫乱っすねえ。いいですよー俺エロいの好きですから」
高原の指が前の穴にもぬるりと差し込まれ、二本の指が前と後ろでぐちゅぐちゅ動く。
もう片方の手でクリトリスまでがくりくりといじり回される。
「どこが気持ちいいんです?前?それとも後ろ?クリトリスの方がいいですか?」
「あ…あぁ…みんな…おまんこも、お尻の穴もクリトリスもみんな気持ちいいです…ッ!!」
溢れ出すように卑猥な言葉が口をつく。自分の嬌声が更にあそこを濡らしていく。
「いくらなんでもケツの穴いじられて感じるとは思わなかったな…高原、ケツにさっきの挿れてやったらどうだ?」
「そうっすね…もう痛いなんてなさそうですし…挿れてやりましょっか」
お尻の穴にさっきの器具があてがわれる。
ぬる…と少しずつ挿入されるたびに凹凸が入り口を刺激して腰が仰け反る。
十数センチとはいえ指よりもはるかに奥まで挿入され、背徳に満ちた快感が腰を震わせる。
「あ…あ…ああ…ッ!」
「これだけじゃないんっすよ…中にちゃんとローターが仕込まれてましてね。全体が中で震えるんです」
かちりとスイッチが入れられ、アソコ全体に流れた電流のような快楽に私の腰は二度三度と大きく痙攣する。
「あああ…やぁ…ああッ!!」
「それでこうすると…いいんだよな?」
私の体はふっと後ろから片桐に抱え上げられた。
床にねそべった高原の上で、私は脚を開かされる。
そのままアソコにそそり立った肉棒の先をあてがわれ…片桐は、そのまま手を放した。
「あ…あああぁッ!!」
子宮口をずん、という強烈な衝撃が貫いた。
思わず腰をくねらせればクリトリスが高原のあそこの骨にあたってぐいぐいと刺激される。
私の中で熱の塊が息づいている。お尻から伝わってくる振動とあいまって、私はもう狂ったように腰を振るしかない。
「あ、あん…あ、あん、あぁ――ッ!」
幾度となく快感の波が襲いかかってきて、私は自ら腰を振りながら何度も何度も達する。
自分の声とも思えないような喘ぎ声が部屋に響いている。
「ああ…ああ…あ…気持ちいい…気持ちいいよぉ…ッ!!」
「俺も…すげえ、チンコにまで振動がきて…ああっ!」
高原の顔が切なげに歪む。
もう震える小さなローターを持たされたままだった手が乳首に伸びていくのも止められなかった。
乳首、アナル、Gスポットにクリトリス。性感帯を全部一度に強烈に刺激され、私は恥ずかしげもなく高い声で喘ぐ。
「はあ…ああ、気持ちいい…許してっ…ああ…おかしくなる…ッ!!」
涙がぽろぽろこぼれていくのが止まらない。官能の涙か苦痛の涙か分からない。
視界の端に片桐が携帯を構えているのが見えた。
何度も鳴り響くシャッター音。それさえも私の快感を増幅させることにしかならない。
お尻の穴からGスポット、そして体全体に響いてくる振動と快感。全身の毛穴が開いてどっと汗が噴き出すような感覚。
一際高い絶頂に達しようとしているのが本能的に分かった。背中がぐうっと仰け反っていく。
「あ…っ、またいっちゃう…いっちゃう…っあああ、あ、やあぁ――ッ!!」
――そして、私の耳には何も聞こえなくなった。
嬲られて濡れる私1 2 3
嬲られて濡れる私(3)
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