凌辱奴隷委員長(3)

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凌辱奴隷委員長(3)
濡れすぎた肉棒は、摩擦もなくぬぷぬぷ女子高生のおまんこに呑み込まれるばかりだ。
「あ、出る」慎二がたまらず精液を放出してしまう。
「あん」自分の中にどくどくと液体が流し込まれるのを感じる。何かとんでもない
ことをしてしまったような思いが湧き上がってきたが、有紀は突かれたおまんこが
気持ちよすぎて、まともなことを考える気がしない。
「ああ…いいよ」ぐんなりした身体で、びくん、びくん、と快感をきわめていく。

「くぅぅぅぅッ…」
女子高生の股間にぬらぬらの赤黒い剛棒がぶっすりと突き刺さっている。両手を後
ろに回され、パジャマの前をは だけさせれらた以外はすっぽんぽんの身体が痙攣し
ている。深夜の自室のシングルベッドの上で、15歳の有紀は兄となるはずの男、
慎二にふたたび貫かれていた。両肩を抑えられて根元までずっぽり打ち込まれてい
る。震えながらも、顔を紅潮させ、のしかかった男を睨む。
「こんなの…負けないんだからッ」かすれ声で叫ぶ美少女。
慎二はわけがわからなくなっていた。昨夜有紀の処女を奪った時は完全に陥落させ
たと思っていた。中出しもOKしたし、九州時代の奴隷だった医者の娘の舞に送ら
せたモーニングピルも、素直に飲んでくれた。

「これからこれを飲め」と渡した1か月分のピルも、顔を赤らめて受け取ったのに。
今日は早めに有紀の部屋に入ったら、ちょうどドアストッパーで扉を閉じようとし
ていたところだった。部屋から飛び出そうとするほどの抵抗に仰天し、声を出さな
いレスリングのような状態で、なんとかパジャマの袖を結び合わせる簡易拘束で押
さえ込み、下を脱がすことができたほどだ。
今晩は本当は、ねっちりと15歳の身体を楽しむつもりで媚薬も用意して悶え狂わ
せるつもりだったのが…あわてて肉棒にクリームを塗り、前戯もせずにとりあえず
ぶち込むことに方針を変更せざるを得なかった。

「有紀…きのうはあんなに素直だったじゃないか」
「あ、あれは…」
慎二の本心からの声に、串刺しにされたままの女子高生の声も弱まる。実は有紀も
自分のことがまるでわからなくなっていた。縛られて胸やアソコを責められた時も
、途中で急に抵抗できなくなった。特に昨日は…怒りと嫌悪で充満し、決して意の
ままにはならないつもりだったのが…突然、抵抗する気が消えてしまった。それど
ころか男の言うことに従うことが当然な気分になってしまった。
「あぅッ…」
慎二が打ち込んだ砲身の抽送を始めた。昨日開通させられたばかりの15歳の陰裂
はまだ濡れていなかったが、媚薬クリームの潤滑で挿入はスムーズだ。ずりずりと
内側の襞を肉の棒でこすられると、ぞわぞわと内腿に震えが走る。
「きのうは、入れて、出してって自分でおねだりしただろ」
「そ、そんなこと…」
それを言われると弱い。(あれは自分じゃない!)と叫びたかったが、まぎれもな
く自分だった。初めてなのに快感もあった。なんだかわからないけど、身体の力が
抜けたとたんに、全身がもの凄く感じやすくなってしまう。レイプされているのに
抵抗する気が消えてしまう…。

「あッ…」
自分の考えに没頭しているうちに、腰をつかまれてずんずん奥を突かれ続け、膣の
ぬるつきが激しくなっていた。気を抜いた時に強く打ち込まれた一撃に、思わず腰
を浮かせてしまうほどの快感が走った。赤のパジャマの前をはだけ、剥き出しにさ
れた双乳がスラストのたびに上下に揺れる。口を開け、拘束された上半身をのけぞ
らせてしまった有紀を見逃さない。
「どうした?…これがいいのか?」
「うッ…くッ…」
調子を取り戻した慎二の巧みな突きのたびに、ビーン、ビーンと快感が奥に向かっ
て走る。膣壁がとろけ出してくるのが自分でも感じられる。(どうしよう…こんな
ッ)犯されているのに、どんどん感じてきてしまう自分の肉体が恨めしい。
頃合いはよしと、慎二は後ろ手に縛られた有紀の身体を抱きしめ、腰を突き込むが
、抵抗もせずされるままになっている。
「ものすごいぬるぬるだぞ…有紀。なんてスケベな身体なんだ…」
「ああッ…そんなッ」
2度目なのにこれほどの高まりは、媚薬のせいに違い違いないが女子高生にはわか
らない。自分の淫らさを責めるしかない。ぬるぬるの肉棒が亀頭まで引き抜かれ、
にちゃついた音とともに陰毛同士がぶつかるほど根元まで打ち込まれる。

「どうだ…こら。犯されてイクのか?」
「うそッ…」
慎二は突きにぷるんぷるん揺れ、汗にまみれる少女の美乳を揉み立て、ピンと飛び
出した乳首を吸い上げる。顔をのけぞらせ、震えながら猥褻な責めに耐える15歳
の女子高生。蛍光灯の明かりの下では、不健康なほど白く見える肌が紅潮し、ピン
ク色に染まっている。
「中で出すぞ、有紀」
「だめッ…許してッ」
感じすぎる奥を突かれ、もうろうとする中で必死に訴える。もはや自分でどうにも
制御できない身体だが、憎い男に中で出されることは避けたかった。
「だめだ。これから毎日中で出してやる」
「そんなッ…」
恐るべき宣告に震える。同じ屋根の下に住む家族に毎日犯される…自分を襲った運
命に絶望する高校1年生。それでも肉棒による抽送で、幼い性感は確実に追い込ま
れている。串刺しにされた腰がぶるぶるけいれんを始める。

「そろそろイクのか?」
「ああ…」
激しいセックスにロングヘアを乱し、目元を赤らめた美少女は乳房をふるわせなが
ら、口を開いたままあえぐ。慎二は可憐な唇を吸い取るが、レイプされている屈辱
も忘れるほどの快美感に、抵抗できない。突かれ続けた身体がびくんびくんとのけ
反りだす。少女の膣が急激に締まり出し、肉棒を外から内へと絞り上げる。
「おおっすげえぞッ…有紀ッ」
思わず白濁を噴射してしまう。
「ああッ…だめッ」
精液を流し込まれ、狼狽するが、子宮を熱い液で刺激された拍子に達してしまう。
かろうじて屈辱の絶頂声は抑えられたが、縛られた体が海老のように跳ねてしまっ
た。
犯された後、身体を丸めて拒否の姿勢を示す有紀のおまんこから流れ出す精液を拭
き取ってから解放してやる。その耳元に囁く。
「ピルをちゃんと飲んどけよ。あと、水にはもう細工してないぜ」
びくっとするが答えない。(どうもわからん…日替わりで違う女みたいだ)
慎二は自室に戻り、携帯で舞に電話をかけた。

「プロザック?」深夜にちょっと大きな声を出してしまった。眠そうな舞を叩き起
こして聞き出した。
「小さい錠剤は眠剤じゃない?…プロザック系抗鬱剤?…そうか…」
電話を切ってから冷や汗が流れるのを感じた。ここ数日、本田家の水に仕込んでい
たのは睡眠薬ではなく別のクスリだったのだ。(じゃあ、有紀が眠り込んでたのは
ただの偶然だってわけか)急に起きられたら全部台なしになる可能性があった。
しかし抗鬱剤とは…舞とクスリ遊びをしている時に集めた中に入ってたやつだが、
別の弱い睡眠薬と間違えていた。
前向きの性格になるとは聞いていたが、従順になるというのは…しかし舞の説明に
よれば一部副作用で、自分の異常な内部衝動が解放されてしまうケースがあるとい
う。(有紀の場合は…命令に従いたいということだろうか)もしかして、恐るべき
マゾ衝動を秘めているのか?…そうなら。
「試してみるか」
そうつぶやくと、錠剤を手にして密かに階下に下りていく。

金曜の朝。目覚めた有紀は(またゆうべも犯されてしまった…)と絶望的な気分に
なっていた。もうすべてを打ち明けるしかないのだろうか。母親のために犠牲にな
るのも、このまま犯されていては限界を迎えそうだった。
(どうしよう…あいつ…にもう爆発しちゃうからやめて、と説得すべきだろうか)
頭のいい慎二のことだ、その辺の限度は察してくれるような気もする。(今晩、や
ってみよう。それでだめなら…)
もうひとつ大事なことは…ピルだ。どうあれ、2日連続で中出しされた。妊娠を避
けるために飲むべきであるとはわかっていたが、飲むと自分がまるで犯されるのを
受け入れているような気がする。かと言って飲まなければ、自分が傷つく。
(ああ…)そんなジレンマに陥れた慎二が憎かった。今晩、言うことを聞かなけれ
ばすべてを告白する。15歳の少女はそう心に決めた。

土曜の都立中央図書館。大人の姿が目立つ中で薬理学の本を積み上げて読み耽って
いる高校生は慎二だった。(結局わかったようなわからないような…)座ったまま
伸びをする。(抗鬱剤で衝動が解放される事例はあったが、道路に飛び込むとか破
壊衝動的なものだった…抑制を取り除くという作用なら、願望が表出するというこ
ともあり得るのか?)とはいえ、素人が考えても結論が出るはずもない。
ストレスを取り除くという意味で、快眠の効果もあると知ってそう外れてはいなか
ったとわかったのは収穫だったが…(まあ、やってみるしかないのか)
「あ…れえ」同じ頃、ベッドで目を覚ましたのは有紀だ。目覚しの針は12時を過
ぎている。(来なかった…?)はっとして身体を見るが、パジャマを着ている。と
いうか、あんなことをされて気付かないはずがない。

昨晩は悲愴な覚悟を決めて、男の侵入を待っていた。ところが、いつもなら来てい
るはずの0時、1時を過ぎても一向に現れない。(何よ、来るなら早く来なさいよ
!)とばかりに待つ。結局4時の時計を見たのは覚えているが、それから寝入って
しまったようだ。敵の行動がさっぱりつかめない。
「おそようね、有紀」ソファで本を読んでいた由布子が眼鏡を上げて見る。隣室に
も、1階にも気配がない。
「あれ、慎二君は」不自然な声にならないよう話す。「だいぶ前に出てったわよ。
図書館行くとかいってたわ」本に目を戻して答える由布子。
「なんか食べるなら、自分でやってね」「はいはい」本を読み出すと、自分の世界
に入ってしまう母だ。
(昨日は毎日…とか言ってたのに)すっかり気勢をそがれてしまった。(そうよ、
今晩…今晩もあるわ)
3時ごろ、家の電話が鳴った。「…はい本田でございます。あら、慎二くん」とい
う母の声が聞こえ、2階にいた有紀はあわてて廊下に出て耳を澄ませた。

「ええ?…残念ね…え?大丈夫よ…そっちこそ…うん…わかったわ…気をつけるの
よ」なにやら言って電話は切れたようだ。有紀は5分ほどおいてから階下に下り、
コーヒーを淹れながら、さりげなく母に話し掛ける。
「さっき電話あった?」由布子が気がついたように話し出す。
「慎二君、きょうは親戚の家に泊まるんだって」
(えええ?)驚きを隠せない少女。
「なんかねえ、おじさんのところに挨拶に行ったら、久しぶりだから泊まれって言
われたとかで…でも、あたしが夕食の準備とか始めてるといけないから、心配して
早めに電話くれたんだって」と嬉しそうに語る。(相変わらずね…でも)これで2
日連続ということになる。ほっとすると同時に、また対決の機会が伸びてしまった。
(一体何考えてるんだろ)ますます混乱する有紀だった。

「うううう…」
脚を開かされたと思ったら後ろから貫かれ、女子大1年の舞の身体から汗が噴き出す。
ツボを押された時のような、どんぴしゃの快感が背中を走る。赤坂のホテルの高層階
で、19歳の女子大生はなぜかレースクイーンのぱっつんぱっつんの白ビニール地の
ミニとロゴのついたチューブトップを着せられて、犬の格好で犯されていた。ただ上
の服は下げられて豊かな胸がぽろんと剥き出しにされ、しかも洗濯用ロープで縊り出
されていたので着けている意味はあまりなかったが。
「あん…慎ちゃん動いて」
背中の半ばまで来る自慢のストレートヘアを広げたまま、後ろ手にされてベッドに押
し付けられた顔を振り向かせて赤い顔でねだる。

「ちぇっ」
しょうがねえな、という顔をして貫いている男――慎二は縄で絞られてメロン並に肥
大化している双乳をつかみ、上半身をベッドと平行になるまでぐいと持ち上げる。
「あぅぅッ」
持ち上げられて結合が深まり、息が詰まりそうになる。そのまま、リズムよく腰を打
ち込む。ぺちん、ぺちん、という肉の音にあわせて長い髪がばさばさと垂れる。
「ああッ…いいッ…いいのッ」
たちまち快感に喘ぎ出す女子大生。慣れ親しんだ肉壷がキュウッと慎二の肉棒を締め
上げる。形のいい尻が男の剛棒をずっぽり呑み込んでいるのが丸見えだ。
「お前、俺と別れてから他の男とヤッたのか」
「そんなの…してないよ」
貫かれながら後ろに顔を向け、恨めしそうな顔をする。
「こんな淫乱な身体がもつわけねえんだが」
「うう…あなたがそうしたんじゃない…」

快感と悔しさに咽び泣くが、膣穴の締め付けが激しくなる。慎二はやわやわと巨乳
を揉みしだいていた左手を胸の間の縄こぶにかけ、腕一本で女子大生の上半身を支
えると、右手で舞のロングヘアを掴み、手綱のように引き絞る。
「うあああッ」
肉棒と肉穴の結合はさらに深まり、女子大生は背中を反り返らせて耐える。慎二は
馬を操るように掴んだ髪と左手、腰の動きを合わせて強烈な打ち込みを行う。縄目
に縊り出された隆起が壮絶にぷるんぷるんと揺れ、舞は動物のように扱われる屈辱
と腰から送り込まれる痺れに、よがり泣くことしかできない。
「ああんッ…死んじゃうッ…こんなッ…やんッ」
慎二は女子大生の身体を軽々と翻弄しながら、問い掛ける。
「舞、ピルはちゃんと飲んでるのか」
「は、はいッ…だからちょうだいッ」
「よし、出してやる」
そういうと慎二は、有紀を犯せなくてたまっていた大量の精液を熱くうごめく膣穴
にぶちまける。

「ああッ…イッちゃう」
男の放出を体内で受け止め、頂上に達した女子大生は、汗を飛び散らせながらベッ
ドにへたり込んだ。
舞は慎二に縛られたまま肩を抱かれ、空いた手で乳首を弄ばれていた。ときどきび
くんと身体を震わせるが、紅潮した顔は満ち足りた表情を浮かべている。
「あん…どうせ別の女の子にもこうしてるんでしょ」
ちょっと嫉妬交じりの声で舞が言う。
「おいおい…お前が普通の生活がしたいって言うから、引越しを機に奴隷から解放
してやったんだろ」
3歳も年下の高校生に言われるせりふではないが、舞は当たり前のように受け止め
ている。

「うん……」
福岡の女子大1年の舞は、父親の経営する総合病院の跡取り娘だ。慎二が中3に上
がる直前に体調を崩し、父親の紹介で行った病院に当時高2の舞がいた。医者の娘
ということと、地元でも評判の美少女だったので、お高くとまっていた気もある舞
だったが、慎二は放課後に舞の部屋に押し入って無理やり犯した。
それ以来舞は処女を奪った中学生に奴隷にされ、高3のあいだ中、口では言い尽く
せぬほどの淫猥な責めを受け続けた。肉体はすっかり開発され、慎二なしではいら
れないところにまで追い込まれた。

「合コンで、医者の息子ゲットするとか言ってなかったか?」
乳首をいじられて、身体がぞわぞわして悶えてしまう舞。
「だって…顔はよくてもなんかヘナヘナしたのばっかで…」
と言って慎二を見上げる。
「ねえ慎ちゃん…」
「ああ?」
「パパのあと…うちの病院を継いでくれる気はない?」
さすがに慎二の手が止まる。
「それって…おまえと結婚しろということか」
顔を染めて頷く舞。
「慎ちゃんなら、どこの医学部でも楽勝でしょ。あたしをこんなにした…責任をと
って」
潤んだ瞳で見つめられる。(参ったな)朝呼び出した時、多少嫌がるかと思ったら
いそいそと福岡から飛んできたので、おかしいとは思った。最近バイトでしている
というレースクイーンの格好に興味も湧いたし、いっぺん犯してみたいと考えて…
薬の補充もあったし、昔の女に会うくらいのつもりだったが…。

「医者になるっても10年後だろ、俺の歳なら」
「大学入ったら、婚約すればいいよ。それから同棲して…」と口にして頬を赤らめ
ている。何を想像しているんだか。
「ま、まあ先は長いんだ。おまえも凄い相手が現れるかもしれないだろ。余り決め
つけない方がいいぜ」慌てて言う慎二に、舞は不満顔だ。
「と、とにかく今晩は楽しもう」
のしかかる慎二に、「なに、ごまかして」と言う舞だが、アソコをいじられてたち
まち喘ぎ出す。(先を考えれば悪くないんだろうが…いまは有紀のことで手一杯だ)
ホテルの部屋に、ふたたび淫らな空気がたちこめる。
結局、土曜、日曜と有紀の週末は平穏なままに過ぎた。日曜の夕方戻ってきた慎二
は少しげっそりしているようで、「夕食はいいので寝ます」と言って、心配する由
布子をよそに部屋に入って寝てしまった。有紀はますます混乱していた。

有紀は月曜の朝も普通に起きた。やはり何もない。着替えて下りると、予想通り慎
二は既に家を出ていた。どういうことなのか、もう諦めたのか…しかし4日間の執
拗かつ淫猥極まりない責めを考えると、とても信じられない。
登校すると、慎二は机に突っ伏して寝ていた。(なんだろ…週末よほど疲れたのか
しら)担任が入ってきた。
「起立」「礼」声を出す有紀を、担任が意味ありげな目で見ている。(なに…?)
「あ?、みんなにちょっとお知らせだ」ざわつく教室。情報を知るもののみの優越
が、すこし担任の表情に表れる。

「沢村から言うか?」
「あ…いえ。お願いします」笑みを浮かべる慎二。
「あー。実は沢村のお父さんと、委員長のお母さんが来月結婚されるそうだ」
えー、わー、と一斉に声があがる。(な…!)動転する有紀。隣の優里奈が有紀を
ひっぱる。(ちょっとッ何で黙ってたのよ!)しかし動揺しきった有紀は反応でき
ない。
「だから、2人はこれから兄妹になるんで、一緒の家に住んでるんだな、沢村?」
ふたたびどよめき。「あ、はい」立ち上がった慎二は照れ笑いをしながらしゃべり
出した。静まりかえる。
「えー、実は前から決まってたんですが、父の転勤辞令が遅れてたもので…すみま
せん。えー、これで何が変わるわけではありませんが、ひとつだけ皆さんに言って
おきたいことがあります」
(なに…?)

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