営業所長と言っても正社員は俺1人で、後はパート事務員3名の小さな営業所で、俺と元営業所長のSさん(委託社員)が営業と修理をしている所です。
去年の11月、Sさんから
「パート社員を雇って貰えるかを本社に聞いて欲しい」
と話があり、掛け合った結果雇う事にしました。
但し条件を付けました。
今年の4月にパート社員1名が出産の為退社するので、その間まで仕事は1日4時間、営業所の雑用と掃除のみ、時給650円の自由出勤!
続かなければ、こちらからなかった話で納得してもらう!というものとしました。
Sさんもその条件で良いという事だったので、明日当人に営業所に来てもらって内容を説明し、早速働いてもらう事にしました。
当日、俺は朝イチで卸業者と打ち合わせがあったので、営業所に入ったのがお昼前になってしまいました。
営業所に着くと、Sさんと一緒に新人さんが挨拶にきました。
Sさん「今日から、御世話になります鈴木瑞希(仮名)さんです」
と紹介され、履歴書も渡されました。
俺「宜しくお願いします」
瑞希「鈴木です。
宜しくお願いします」
宜しくお願いします」
俺「時給、安くて申し訳ないけど慣れるまで気楽に頑張って見て下さい」
瑞希「はい。
お願いします」
お願いします」
第一印象は、物静かで地味なくらいしかありませんでしたが、履歴書にはパソコン関係や経理、秘書関係の資格を数件所持しているみたいで、前の仕事先も以前、ウチと取引があったけど倒産した同業でした。
瑞希さんには、1ヶ月間は最初に話した仕事だけをして貰いましたが、雑用・掃除だけではすぐに終わってしまいます。
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