当時今ほど金融方がうるさくなかった時の話しになります。
多分、今以上に格差社会だった気が
します。
バブル…私が住んでいた所は田舎で首都圏がバブルが弾けても田舎に余波がくるまで3~4年かかりました。
実際にはきていたのかもしれません!
しかし、金貸しをしていた私には低所得者はお客様
毎日の様に電話がなっていました。
早金でもいいからと…
そんな中にパチンコ狂いの夫婦が
いました…親父の給料が手取り20万位 奥さんがスナックバイトで10万位
私が貸付てたのは二人で40万位でした。普通金利なら返すのはさほど問題ない金額でしょうね!!
ただ利息が十一(10日で1割)
単純に12万の利息
給料を貰って支払いして残金で生活すればいいのに馬鹿夫婦はパチンコ通い…中2の娘を1人残してです。
入金してまた借入…まったく減りません。
ある日奥さんの方が親父に内緒で10万の追加融資の相談です。
(奥さん…お父さんと相談してまた来なさい!!)
「娘の学費滞納と生活費なんです」
いつもの理由です
(けどね残金まったく減ってないんですよ)
「返します。絶対に返します。」
(当たり前ですね…威張って言う事じゃないですよ)
「すみません…」
(貸してもいいけど、今回は保証人付けて!!)
「はい…」暫く考えてました
「娘じゃダメですか?」
(娘って…真依ちゃん!?)
「はい…」
実は親父は私の小中学校の先輩です
奥さんの方も接点はなかったけど
知っている女性でした。
私は仕方なく10万の貸付…
次の日の夕方です。
インターフォンが鳴って
(真依ちゃん…どぅしたぁ?)
娘の真依ちゃんでした。
「パパとママが行けって…」
(そっか!!寒かったろ!!中に入りな…)
「はい…お邪魔します」
(で…パパとママなんだって!?)
「××さんに沢山迷惑かけているから、私に身の回りの世話してこいって」
「私なんだってするから、パパ逹許して下さい…」
(真依ちゃん、別に怒ってないよ)
「…私本当は知っています。」
「2人がお金借りてるの」
「私大丈夫です。それにあんまり家に帰りたくないんです。喧嘩ばかりだから…」
(そっか!!とりあえず家に電話するね…ちゃんと着いたって)
その時は真依ちゃんの手前怒るのを我慢して連絡しました。
(真依ちゃん後で送るから、ご飯食べたか!?)
「まだです…」
とりあえず寿司を出前
(美味しかった!?)
「はい♪ご馳走様でした。」
やっぱり子供♪やっと笑ってくれました。
その顔をみて私も別れた子供を想いだしました♪
真依ちゃんは送るって言っても帰りたがらず…しまいに疲れたのか寝てしまいました。
真依ちゃんの親に連絡
泊める事を伝え利息は真依ちゃんにあげたと思うから元金のみ毎月2万ずつの返済、奥さんはスナックをやめて夜は家に居ること!!パチンコは休みの時に定額!!真依ちゃんが週末に私に連絡入れると約束!!それは真依ちゃんの提案…金貸し失格ですね(笑)
真依ちゃんの結婚式は欠席しました
寂しかったけどこれで私と縁を切った方がいいと思って…エッチなしですみません