奥手な俺は、1年間遠くから見てるだけで、告白する事ができなかった。
部活動にも入り、友達も出来た。
その中に悟がいた。
2年になって、好きな人がいるかどうかの話題になった時、俺は純子の名前を出した。
悟と純子は中学が同じだった事もあって、俺と純子の橋渡しをしてくれて付き合う事になった。
純子との交際は清い交際で、3ヶ月経ってもキスもなく、デートでも手を繋ぐだけだった。
そんな時、父の不倫が発覚した。
お父さんっ子だった妹の落ち込みようは酷く、学校と必要な時以外は部屋にずっと閉じ篭ったままだった。
妹が自殺するんじゃないかと心配した母は、俺にも妹のケアをするように言ってきた。
悟と純子に家庭の事情を話すと、悟が1度家に遊びにきた。
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