8月下旬の夕方、市主催のイベントにボランティアとして参加した後、活動を通じて知り合った市内の大学に通う女の子に誘われて市内唯一の銭湯に行きました。
私も近隣の公営温泉施設は時々利用しますが、これまで公衆浴場に入ったことはなく、その銭湯の存在も知りませんでした。
女の子は他県の出身で、大学近くのアパートで一人暮らしをしています。
子どもの頃から親に連れられて地元の温泉施設に通っていたせいか、アパートの狭いユニットバスでは息が詰まりそうで、週に2日はアパートにも近いその銭湯を利用しているとのことでした。
玄関口で男女左右に分かれ、下駄箱にスニーカーを納め、女湯の引き戸を開けると、「いらっしゃい」という男の人の声が聞こえました。
びっくりして声の方向を見上げると、年輩の男の人が番台に座っているではありませんか。
銭湯を利用したことのない私でも、全体を見渡せる番台というものがあることは知っていましたが、まさかそこに男の人が座っていようとは全く予想していませんでした。
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