階段で親父とおふくろとの話を盗み聞きしたら、どうやら旦那さんとは離婚前提の別居。
いわゆる出戻りってことになるのか?
夜になったら風呂上がりに俺の部屋に来て、「またよろしくね」とにっこり。
勝手に俺のマルボロから1本摘みだして口に咥えて「火」って・・・相変わらず偉そうだぞ。
机に座って脚組んでぷかぷかと、「久しぶりにだと、結構くるねぇ」なんて言うから、「たばこって母乳とかに良くないんじゃねぇの?」と聞いたら、「あの子、完全ミルクッ子だから、おっぱい飲まないの」とあっさり。
「こっちはさぁ、結構張って痛いんだよ」と背中を仰け反らせて、『SHOUT』なんて墨書きされた白いTシャツの膨らみを強調されちゃうと、こっちは別のところが膨らむっつうの。
姉が家に帰ってきてからしばらくはゴタゴタしたけど、1ヶ月も経ったら親父が、「結論は焦らずに互いに少し冷静になる期間が必要だろう」ということで、一応別居が確定。
そう決まってしまえばあとは姉夫婦2人の問題ということで家の中は少しずつは落ち着いてきた。
だけど、それと対照的に落ち着かなくなったのは俺。
小さい頃から暮らしてきた姉だとは分かっていても、年の若い女が一つ屋根の下ってのは“来る”。
洗濯物には姉好みのエロ下着が混じってくる。
なんか辺りがふわっと香水臭い。
風呂上がりに脱衣所からバスタオル一枚で出てくる・・・。
家の中に豊富なズリネタばら撒かれて、勉強なんて手に付かねー。
そして先々週の日曜、とうとうとんでもないことが起きた。
朝、俺が起きてみたら両親はお歳暮を手配するとかで日本橋へお出かけ。
居間で姉と赤ん坊が寝てて、俺は2人の寝顔見ながら遅い朝飯を食べてた。
そしたら姉がガバッって飛び起きて、「痛い痛い痛い」とおっぱい押さえながら叫び回る。
「どうしたの?」
続きを読む