その昔、日本はセックスに対して非常におおらかな考え方を持っていました。
冷静に考えれば当然です。
昔の家には、個室などありません。
障子やふすま1枚を隔てて、男女はセックスをしなければいけませんでした。
また貧しい農民ともなると、1間だけの家も珍しくありません。
いろりを囲んで家族が寝ている中、当然、子供たちも両親のセックスを見る機会が多かったでしょう。
さらに平安時代などは、男性は13歳になると経験のある女性にセックスの手ほどきをしてもらうことが一般的でした。
何とも羨ましい話です。
しかし現在では、セックスはタブー視される傾向にあります。
たとえば家族でテレビを観ている時も、ちょっとHなシーンがあると気まずくなったり、オープンにセックスの話をすることも「恥ずかしい」とされています。
果たして、性におおらかだった日本人は、いつ頃からセックスをタブー視するようになっていったのでしょうか?
そのターニングポイントを紹介していきます。
開国がタブー視の流れを作った
江戸時代、日本はごく一部を除き鎖国をしていました。
外国からの文明や情報は入らず、性に対しても非常におおらかだったと言われています。
結婚前の女性などは、母親に「男はどうやったら喜ぶのか?」などを教わっていたという話もあります。
しかし明治維新で鎖国は廃止され、外国から新しい文化や文明、考え方や宗教などが一気に入ってくることになります。
その中に、「セックスは恥ずかしいこと」という考え方があったようです。
なぜ西洋文化ではセックスは恥ずかしいことなのか?
では、なぜ西洋文化ではセックスは恥ずかしいことだと考えられたのでしょうか?
最も大きな要因はキリスト教です。
キリスト教は男性宗教とも呼ばれ、完全に男社会で成り立っています。
したがって、セックスで女性が快楽を覚えるのは「けしからん!」とされており、いかに快楽を覚えずにセックスするかなどの研究が行われていました。
たとえば、セックスをする前に女性はネグリジェのような服に着替えます。
ちゃんとセックスできるよう、股には穴があけられています。
しかし生地には硬いトゲのような突起物がたくさんついており、それがかなりの痛みを伴います。
つまり、セックスの快楽を痛みで相殺しようとするために開発された服でした。
そのような考え方が「文明開化」の名のもとに日本にも入ってきて、その考え方が徐々に浸透していったと言われています。
そして現在、セックスは「恥ずかしいもの」とされ、セックスの話自体もタブー視されるようになっていきました。
明治維新後の文明開化においては、「日本は遅れている」という考えのもとに始まりました。
したがって、否応なしに西洋の文化を受け入れるしかなく、その中にあった「セックス=恥ずかしいこと」という考え方も日本人に浸透していったのでしょう。
しかしそのような考え方は今の時代に合いませんし、お互いがお互いを想い、それぞれがセックスを楽しめば良いのではないでしょうか?
昔の日本は性に対しておおらか。今はタブー視。なぜ?
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| 元記事サイト:私たちのエッチな体験談
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