私は、とっさに左手で精液を受け止めました。その左手に、私の精液は勢いよくぶつかってきます。半身不随になって以来、オナニーをして射精をしても、ダラッと出る感じで勢いはありませんでした。
こんなに勢いよく射精をすることは、もう一生ないと思っていました。私は、快感にうめきそうになりながら射精を続けます。そして、出し切ると、寝室の中の様子に耳を澄ませました。
『……本当に中に出すのかと思っちゃった』
妻は、ホッとしたような声で言います。
「いや、さすがにそれはヤバいでしょ。でも、ゴム無しでしちゃったね。本当に大丈夫なの?」
敏夫は、少し心配そうな声で言います。
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