バブル経済絶頂期、僕の学生時代の体験。
体育祭の打ち上げで居酒屋で大いに盛り上がり、2軒目のカラオケでも盛り上がった。
僕達は始発まで飲んで明かすつもりだったが、2つ下の智美は完全に酔っ払っていた。
智美は初めて酒を飲んだらしく、ハイテンションだった。
そして大声で、「ノブ先輩と帰る!一緒に帰る!」と言い、くっついてきた。
周りから冷やかしの歓声を受けるも、満更でもない僕。
智美はかなり美形だったのだ。
時間は日付が変わった頃だったが、智美は1人で帰れそうな様子ではない。
智美に話し掛けるも、訳のわからない答えしか帰ってこない。
そこで僕は、「智美を送ってからまた戻る」と皆に伝え、店を後にした。
智美が僕に好意を抱いていることは以前から知っていた。
何かにつけて、僕のところへやって来て、聞いてもいないのにあれやこれやと話していく。
告白こそされていなかったが・・・。
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