僕には小2の時から好きな子がいました。
小1~2と同じクラスだったK子という子です。
当時の記憶ではK子はおとなしめでかわいく、人気もありました。
最初は「かわいいな」程度に思っていたのですが、小2になったあたりから仲良くなり、ホッペにちゅうしてもらったり、「将来結婚しようね」なんて婚約までしました。
しかし僕とK子が両想いなんじゃないかという噂は瞬く間に広がり、それをどうしても隠したがった僕とK子は、3年になってクラスが別れたことも重なって次第に距離を置くようになりました。
そして3年の途中でK義という男が僕と同じクラスに転校してきました。
そいつが僕の後ろの席になったこともあり、そいつとはすぐに仲良くなりました。
そいつは面白いやつで、すぐに友達を増やしましたが、同時に相当の悪ガキでもありました。
K義は「タオルめくり」といういたずらを発案し、一躍男子生徒のカリスマとなりました。
「タオルめくり」とは文字通り水泳の着替え時に女の子が巻くタオルをめくるというものです。
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