高校時代のクラスメートの夢を見た時の話。
大学を卒業して3年目の俺。
大学を卒業して3年目の俺。
就職した会社には慣れてきたけれど、自分の能力の限界を感じて、将来への不安や迷いのようなものが出てきていた。
会社の同僚から飲みに誘われたりもしたが、俺とは違って野心家で、貪欲にのし上がろうとしている彼らと一緒の時間を過ごすのが辛かった。
体は疲れているのに眠りは浅く、朝起きるまでに何度も目覚めて、目覚ましアラームで起きた時は頭が重かった。
そんなつらい日々が続いていたある日、変な夢を見た。
入社早々、会社の研修旅行で行った施設の芝生に集められて、上司から訓示を受けている光景。
ふと横に目をやると、高校時代のクラスメートだった『ミドリ』がいる。
実際にはミドリは俺とは別の大学に進み、社会人になっているはずだが、俺の会社にはいない。
しかし夢の中では、ミドリも同じ社員という設定だ。
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