僕と幼馴染の女の子のお話。
僕には幼馴染のユキって子がいた。
僕の住んでいる地元は割と都心から離れた山間部で、バス亭まで30分くらいかかる典型的な田舎町。
僕とユキはお隣さんで、と言っても30メートルくらいは離れているんだけど、俗に言う幼馴染ってやつ。
ユキは色白で、いつも髪をツインテールに結んでいた。
ちょっと活発な女の子だったけど、小学校ではクッキーを焼いて持ってきたりして、割と女の子らしいところもあった。
対して僕は典型的な悪ガキで、いつも先生に怒られてばかりだった。
僕とユキはいつも一緒に登校していて、帰る時も一緒ってのが何となく習慣だった。
僕達は別々に好きな子がいて、と言っても小学生だったから、付き合うとかそんなんじゃなかったけど、お互いに打ち明けあっては、茶化しあってふざけてた。
そんなちょっと仲の良い小学生だった。
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