相手は3つ年上で、お兄ちゃんのように慕ってるこーちゃん。
こーちゃんとは普段からかなり仲良しで、一緒に帰ったり飲みに行ったりしてた。
こーちゃんには同棲してる彼女がいて、あたしにも彼氏がいるんだけど、2人共そんなの関係ないって感じで本当の兄妹みたいにいつもじゃれあってた。
あの日も上がりの時間が同じで、終わってから休憩室でテレビを観てて、他の人は全員帰って「俺らもそろそろ帰るかー」ってそれぞれ更衣室へ。
更衣室で着替えてたら・・・。
ピカッ・・・ゴロゴロドッカーン!!
勢いよく雷が鳴って雷が大っ嫌いなあたしは悲鳴をあげた。
こーちゃんが隣から飛んで来てくれて泣きながら抱きつくと・・・。
「まこは本当に怖がりだなー」
めそめそしながら震えるあたしを抱き締めて髪を撫でてくれた。
しばらくして近くにあったジャケットをかけてくれて、こーちゃんが離れようとしたけど、まだ雷は鳴っていて怖くて背中に腕を回してしがみついた。
「もうちょっとだけ・・・」と言うと、こーちゃんは「いや、無理」と言って離れようとする。
「やだ、怖いよー」
「いや、まじやばいって」
「やだぁー」
「無理だから」
「いいのー」
「よくねぇよ!!」
そう言って無理やり腕をはずされた。
「何でー?」
「まこ、その格好・・・」