一人ではない。
隣には寝息を立てる姉がピンクのパジャマ姿で寝ている。
仰向けに寝る姉に向き直ると、ひんやりとした姉の左手の甲に俺の熱棒の切っ先が触れた。
姉は優しい寝息を立て続けている。
色白で透き通るような姉の横顔は薄明かりの中、ぼんやりと輝いているようにさえ見える。
恐る恐る姉の左手首を手に取ると、切っ先から溢れるカウパーが姉の甲を撫でるように濡らした。
そしてダラっとしなだれるその冷たい指先を、脈打つ俺の肉棒に絡ませた・・・。
俺は都内の大学を受験するにあたって、すでに親元を離れ都内の大学に通っていた姉の部屋を拠点とすることになった。
受験前日、空港で姉と落ち合った。
姉は2年の都会生活ですっかり垢抜けていた。
そして人混みに揉まれビクついている俺を朗らかに迎えてくれた。