そこの店は値段も安く料理も美味しいとのことでいつも結構込んでいて、特に若いお客さんが多い店でした。
いつものようにその店のカウンターで鶏皮と塩辛を摘みに飲んでいると新客が入ってくるのがわかりました。
ガヤガヤと賑々しいその一団は大学のサークル仲間らしく、この店を2次会として利用するみたいです。
あらかじめ予約してあったのか、奥の個室へと消えていく若者達。
それを横目にちびりちびりと飲る俺。
なんだか若者達の勢いが羨ましく、久しぶりに風俗でも行ってみようなどと考えていました。
その後も次々と新客が入店しては出て行くの繰り返し。
30分程してそろそろお愛想の声を掛けようと思った時、一際賑やかな声の一行が入ってきたのです。
振り返ると女の子3人組で、どうやら先ほどのサークルの仲間のよう。
奥の個室へと一旦は消えていきましたが、座敷が狭くて座れなかったようですぐに戻ってきました。
ちょうどカウンターには私の隣に4つばかりの空席が出来たところ。
まだ先客の食べた器も下げられていない状態でしたが、そこにドカッと座る3人。
そのうちの一人がテキパキと器をまとめてはカウンターの中に返します。