俺は都内で広告系の仕事をしていた。
職場は3階建ての家を事務所として使用している。
室内は白を基調としたオシャレな感じになっている。
床は土足厳禁で、フワフワの絨毯が敷いてあるのでスリッパを脱いで歩くと気持ちが良い。
当時、忙しかったので2人の女の子を採用した。
1人は28歳で、容姿はサザエさんに似ている明るいAさん。
もう1人は24歳で、気分屋っぽい感じで、容姿は釈由美子になんとなく似ているSさんだった。
Aさんはそこそこ経験を積んでいるので器用にパッパと仕事をこなしていく、頼もしい。
SさんはAさんに比べると経験が浅く、試行錯誤を繰り返ているので仕事が遅い。
でも、かなり良いものを出してくれる。
そんなSさんに才能があると思った俺は、下につけて育てることにした。
遅くまで仕事をしている時にはクライアントの愚痴を言ったり、バカ話や趣味の話をした。
彼女には6歳年上の彼氏がいることがわかった。
俺には彼女がいないが、今は仕事命なのでいらないし、いたとしても忙しくてすぐに別れてしまうと日頃から話していた。
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