当時、俺(ケン)26歳、亜貴子26歳。
亜貴子はいわゆる幼馴染で、幼稚園→小→中と一緒で、高校は別。
亜貴子は頭良かったから地元でも有数の進学校へ。
俺は不良の道まっしぐらで工業高校へ。
それでも亜貴子とは、良く飲んだり遊びに行ったりしてたな。
当然2人きりとかじゃなくて、他の友達も一緒になんだけど。
亜貴子にも俺にも、彼氏、彼女が居た。
よく遊んでた時は「亜貴子の結婚式の余興は任せろよ!」とか話してた。
そんな関係が壊れた。
キッカケは亜貴子の相談だった。
「彼氏が浮気してるかもしれないの・・・」
聞けば「常に携帯片手にメールしてる」とか、「最近仕事を理由にドタキャンが多くなった」とか、ありがちな話だった。
俺「もうちょっと、彼氏を信じたら?」
しかし、亜貴子は暗い。
何だか不憫に思い、「飲みでも行って、愚痴をこぼしてスッキリしよう!」と提案。
こうして、俺と亜貴子はチェーン居酒屋へ行ったんだけど、そこで事件が起きた。
店に入って飲み始める俺と亜貴子。
亜貴子の愚痴をダラダラと聞きながら飲んでた。
酒を飲んでると、トイレは近い。
俺がトイレに行き、席へ戻ろうとすると・・・。